ある国の言語や文化を本格的に学びたいなら、大学の研究室や自宅でいくら資料を眺めた所で、それはその国の言語や文化のほんの一部分に触れているだけに過ぎません。その国の空気、住んでいる人達の中に息づいている歴史、それらを肌で感じて初めてその国の全てを理解した事になるのです。とはいえ、余所の国で何年も過ごすとなると簡単にはいきません。お金の問題が第一ですが、住む国が違えばそれ以外にも多くの不自由さが、学びたいという欲求に水を差してしまいます。
そこで、時期を数週間から数ヶ月に限定しての短期留学で、まずは空気に触れるという経験を積む事をお薦めします。大学生なら夏休みの間、その国の大学が主催するキャンプなどへ参加する事も出来るでしょう。そこで多くの人々と出会う機会を持つ事は大変重要です。もし、向こうも日本の文化に興味を持っているなら、交流する中で互いに自分の国の文化について再発見する機会も得られるかもしれません。自分の国についてよく知れば、その分だけ他国への理解度も深まります。